治療の流れ

問診
まず痛むところ、調子が良くないところのお話しをうかがいます。
実際に動かしていただいてどのような状態で症状がでるかなどを確認します。

脈診
両手首の親指側の動脈の拍動部に3本づつ指をあて、 合計6箇所の部位で脈の状態を観察します。

これは古来よりおこなわれている東洋医学の診察法の一つで、 西洋医学の脈診とは異なり、単に脈拍数をみるのではなく、 それぞれの部位での脈の浮き沈み・拍動の強弱と速さなどをみて からだのどの部位に変調をおこしているか、ということを観察します。

腹診

腹診図

これは日本で江戸時代より発達してきた診察法の一つです。
腹部には数十個のツボがあり、からだの状態によってその部位がへこんでいたり、 冷えていたり、また押すと重苦しい感覚や痛みがあったりします。
こうした腹部のツボの反応からもからだのどの部位に変調をおこしているか、 ということを導き出します。

触診
上記の診察により実際に鍼をするツボをみていきます。
ツボはからだの状態により変化するもので、 変調をきたしているツボは押さえると心地よかったり痛みがあったりします。
そして使用するツボを決め鍼をしていきます。

治療中は時折痛みや症状の状態を実際に動かしていただき確認していきます。
最後に再度脈の状態を観察使、痛みや症状の軽減具合を確認していただき 治療を終えます。